【新日本】136日ぶり有観客興行で響いた3318人の拍手 棚橋は感激「とても美しく聞こえた」

2020年07月11日 20時56分

大阪城ホールに3318人の拍手が響いた

 新日本プロレスは11日、新型コロナウイルス感染拡大による活動自粛後初の有観客興行を大阪城ホールで開催した。

 新日本は2月26日沖縄大会を最後に自粛期間に突入し、6月15日の再開からは無観客試合を開催してきた。136日ぶりの有観客大会開催にあたって、会場では収容人数の約3分の1となる3500席を上限として観客のソーシャル・ディスタンスを確保。この日は3318人の観衆が詰めかけた。

 入場口にはサーモグラフィーを設置し、混雑を避けるために時間差での入場を実施した。新型コロナウイルス感染者が発生した場合の感染経路追跡に利用するため、チケットの半券には個人情報記入を義務付けた。また出場選手にも、全員が換気システムを整ったバスで移動し、大阪滞在中の外出は必要最低限にとどめることが義務付けられた。

 感染防止のため大声での声援・応援は自粛が要請された。試合が始まると、観客は客席からいつも以上の大きな拍手が巻き起こし、選手のファイトを支えた。かつての会場で定番だったカウントをともに数える「ワン・ツー・スリー」の合唱は消え、代わりに手拍子が起きる新たな応援方法が見られた。

 これまで当たり前のように存在した超満員の熱狂空間が復活するまでの道は険しい。それでも多くのプロレスファン、レスラーが待ち望んだ有観客興行の再開は間違いなく偉大な一歩となった。

 団体のエース・棚橋弘至(43)は「拍手の響きがとても美しく聞こえました。僕たちプロレスラーは少しずつ信頼を積み重ねないといけない。こういう会場で、(応援方法に)制限があるからこそ『何ができるか』と考えて、それが拍手っていう形であったり…。そういうことを実行に移せるのがプロレス好きな人の一番いいとこかな。このエネルギーを明日に生かします」と感無量の表情。棚橋とIWGPタッグ王座を保持する飯伏幸太(38)も「みんながいる前でプロレスができて、ほんとに大爆発できたんじゃないかなと。ここからさらにプロレスは上がって行くんじゃないか」と手ごたえを感じ取っていた。