新日本プロレス1日の無観客試合で「NEW JAPAN CUP」2回戦が行われ、昨年大会準優勝者のSANADA(32)がSHO(30)を下しベスト8に進出した。

 初戦でNEVER無差別級王者・鷹木信悟(37)から金星を挙げ勢いづくSHOに、SANADAも苦戦を強いられた。パワーブリーカー、ラリアート、さらにはぶっこ抜きジャーマンスープレックスと、ジュニア選手離れしたパワーを生かした攻撃を前に、なかなか主導権を握れない。

 それでもショックアローを切り返してドラゴンスリーパーに捕らえると、再度の切り返し合戦を制して旋回式のSkull Endに移行。なおも逃れて粘るSHOを、コーナーポストから宙返りしてSkull Endに捕らえてギブアップを奪ってみせた。

 試合後は静かな闘志をみなぎらせつつ、ノーコメントで会場を後に。昨年はオカダ・カズチカ(32)とのライバル抗争でブレークを果たしたSANADAが、悲願の新日本マット初シングルタイトルへ視界良好だ。

 今トーナメントの優勝決定戦は7月11日大阪城ホール大会で行われる。優勝者は翌12日大阪城ホール大会でIWGPヘビー、インターコンチネンタル2冠王者・内藤哲也(38)に挑戦する。