【新日本】オカダ・カズチカがNJC2回戦突破 2連覇へ向け史上初の無観客ベストバウト狙う

2020年06月25日 16時35分

オカダは永田(下)が白目をむくまで絞め上げた

 新日本プロレス24日の「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、前年度覇者のオカダ・カズチカ(32)が永田裕志(52)を下し準々決勝進出を決めた。2連覇へ向け視界良好なレインメーカーには、胸に秘める目標がある。異例の無観客試合をプロレス史に残すことだ。

 かつて付け人を務めた永田とは、5年ぶりの一騎打ちとなった。オカダはローリング式レインメーカーをかわされると、バックドロップを浴びて窮地に。さらに後頭部への延髄斬りからバックドロップホールドを狙われたが、これを意地で阻止すると変型のコブラクラッチで捕獲。ミスターが白目をむくまで執拗に絞め上げ、執念でギブアップを奪った。

 NJC覇者は7月12日の大阪城ホール大会でIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)に挑戦する。試合後のリング上で“無観客勝利者インタビュー”を敢行したオカダは「俺しかいないでしょ、プロレス界。NJC優勝して、ベルトを取るのが使命だと思います。2つ持っている人がいますけど、僕が目指すのは1つだと思います。最後に一つだけ言わせてください。特にありません!」と改めてIWGP奪還を誓った。

 実はオカダが狙うのはベルトだけではない。新型コロナウイルス感染拡大による自粛期間を経て15日からスタートした無観客試合という形に「やってみたら、リングの上の戦いは変わらなかったですし。それが分かったのと、久しぶりの試合でうれしさが勝ってましたね」と充実感を感じている。

 現状で新日本は7月11日大阪城大会から観客を入れた興行を予定しており、無観客試合は計9大会になる見込みだ。そこで「ある意味、歴史に残る9大会なんじゃないかなと思います。お客さんがいないのに、あんなに熱い試合をっていう試合を今してますし」とした上で「無観客の試合がベストバウトに選ばれたら一番いいですよね」と豪語した。

 東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」で前人未到となる6年連続のベストバウトを受賞したオカダは、2014年のG1決勝戦を皮切りに、天龍源一郎引退試合(15年)、東京ドームメインイベント(17年)とあらゆるシチュエーションで同賞を獲得してきた。

 史上初の“無観客ベストバウト”が誕生すればプロレス大賞に新たな歴史を刻むとともに、新日本の無観客試合が未来永劫、記録として残る。「それが伝説になればいいなと。『新日本の無観客はすごかったよな』というものを残したいです」。残る無観客試合は7月1~3日の3大会。観客不在という危機的状況を逆手に取った目標に向け、レインメーカーは全力ファイトで突っ走る。