プロレスキャスター元井美貴 新日の配信番組「テレプロ」の魅力

2020年05月28日 16時35分

元井氏(左下)はタイチ(右上)、デスペラード(左上)とリモート出演(新日本プロレスワールド提供)

【プロレスキャスター元井美貴の本日、プロレス日和】毎週土曜はテレプロの日! 動画配信サービス「新日本プロレスワールド」では5月16日から6月6日まで、4週連続「テレプロレスリング(通称テレプロ)」が配信されています。実況&解説陣と選手の皆さんがリモート出演し、試合を同時視聴しながら語るという新しいプロレスの形。「LIVE感」と「喜怒哀楽の共有」をテーマとしていて、臨場感と一体感の中でプロレスに浸ることができます。

 先日、元井も解説者として初めてのリモート出演を果たしました。棚橋弘至選手と中邑真輔選手のIWGPヘビー級選手権(2011年5月3日、福岡)についての解説だったので、大学の同級生でもある中邑選手にひと言コメントをお願いしてみたところ「棚橋戦はいつも特別」という言葉をいただき、それに対して棚橋選手が「うれしい」と穏やかにほほ笑まれていて胸が熱くなりました。今だからこそ語られる当時のエピソードも、テレプロの魅力だと思います。

 そして、プロレスラーの皆さんはリモート出演でも個性の強さが出ていて面白いんです! 同じ鈴木軍でもタイチ選手の背景画像(ご本人は自分の家だと主張)が超豪邸だったり、金丸義信選手はごくシンプルなテーブルと壁だったり、エル・デスペラード選手は後ろの壁にマスクが並んでアレナメヒコ付近のマスク屋さんのようだったり。生配信でご覧になっている視聴者の方から「マスクが気になる」というツイートも多かったのでうかがってみると、デスペラード選手の師匠でもあるボラドールJr選手のマスクだと明かしてくださいました。

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの皆さんも、高橋ヒロム選手は背景に自作のイラストを飾って自由に振る舞い、鷹木信悟選手は日の丸を背景に熱く論理的に解説を繰り広げ、BUSHI選手はテレプロでもしっかりオーバーマスクをかぶり、それぞれのらしさが光ります。内藤哲也選手は操作方法が分からなかったらしく、試合が終わるころまで映像を見ていなかったという衝撃事実も発覚しましたが、短い時間でも独自の世界に引き込む皆さんはさすがです。

 テレは「遠距離」を意味する言葉ですが、選手の皆さんをより近くに感じられるテレプロ。満員の会場での試合まではまだ時間がかかりそうですが、今は新たなプロレスの種をまき、水を与える時間だと思います。これからの時代でもまた、プロレスの花が咲くことを祈っています。