新日本プロレスで活躍するKENTA(39)が本紙の電話インタビューに応じ、新型コロナウイルス感染拡大に警鐘を鳴らし続ける胸中を明かした。今年1月5日東京ドーム大会で内藤哲也(37)を襲撃し物議を醸した“希代の嫌われ者”はツイッター上でファンに注意を呼びかけ、話題を呼んでいる。結局、この男が何を言いたいのかというと――。

 新型コロナウイルスは世界中に広がっており、KENTAが住む米国のフロリダ州も外出禁止令が出されている。「お店とかジムも閉まってますし。ひたすらボーッとしてますよ。トレーニング? 家でできることをやってるって感じですね。ヨガをやったりとか」(KENTA)

 静かに終息を待つ日々だが、日本のファンに向けてはツイッターを駆使し注意喚起している。緊急事態宣言下に神奈川・江の島が混雑していることを知ると「おい! 江ノ島はずっとそこにあるぞ! 今じゃない!」と投稿し共感を呼んだ。海外からテレビやネットを通じて日本の情報をチェックしているからこそ、感じたことを発信したいという。

「よく品川駅の人が何%減りましたとやってるけど、米国からしたら『全然いるじゃん』って。米国人って汚いじゃないですか、よくしゃべるし。日本はきれいだけど、とにかく人と人の距離が近いから心配ですよね」

 フロリダは先日、一部ビーチの閉鎖が解除され世界から冷たい視線を浴びたが「どこにでもバカっているんだなと思いましたけど、日本人は真面目だし小さい時から協調性を重んじてきてる。こういう時こそビシッと決めて、誇らしい国であってほしい」と訴えた。

 リング上では「バレットクラブ」で悪行を繰り返し、罵声にさらされてきた。そんな男のまっとうな呼びかけには、戸惑いの声があるのも事実だが、本人は「たまにいるんですよ。『実はいい人』とか。そういうんじゃねえから。プロレスファンほどテキトーな人種っていない。また始まったら心底ムカつかせてやるから、今は黙ってテメーの身を守れって言いたいですね。生きてこそだから、ホント」と言い切る。

 新日プロは3月から大会中止が続き、再開の道筋はいまだに見えない。KENTAは「いつ普通に見れる時が来るのか分からないですけど、そうなった時は見る側もやる側もいろいろなものをかみ締めた空間になるんじゃないですか。早くそんな日がまた来ればいいと思いますけどね。早く試合したいってのもあるけど、早く見る側も安心できるようになればいいなと思います」と話す。

「結局、俺が何を言いたいかっていうと…前澤(友作・ZOZO前)社長と剛力彩芽が復縁したってこと!」と唐突な結論を導くと、一方的に国際電話を切った。