【レスリング】永田軍団に“新鮮力” ブシロードクラブ新体制が発足

2020年04月01日 16時40分

(左から)石黒、永田、山口が決意の敬礼ポーズだ

 新日本プロレスの永田裕志(51)が、監督を務めるレスリングチーム「ブシロードクラブ」の新体制を発足させた。来夏に延期となった東京五輪に出場の可能性を残す山口剛(30)と同じ男子フリースタイル97キロ級の石黒峻士(22)が1日付で入団。ミスターはあのダニエル・ブライアン(38=WWE)も崇拝するほどの指導力を生かし、東京と2024年パリ五輪への選手派遣を目指す。

 ブシロードクラブの新戦力として入団する石黒は、日大時代の2017年に92キロ級で全日本選手権を制した実力者だ。永田は「新しい力というものをスカウトしようと見ている中で、石黒選手が一番良かった。手足が長くて、バネがある。これはプロでもいいなと。やっぱり、プロでも向いているかも見ているわけでね」と経緯を説明した。

 石黒は「レスリングを続けるならブシロードさんに入りたいと思っていました。大学1、2年のときによくWWEを見ていて、自分はプロレスを見るのも好きです」と笑顔を見せつつ、監督が目の前にいるのに好きなレスラーは「ザ・ロック」ドウェイン・ジョンソン(47)と答える強心臓ぶりを披露した。

 現在のフリー97キロ級では、山口が厳しい状況ながらも東京五輪出場の可能性を残している。石黒は24年パリ五輪を見据えた補強だが、東京五輪の1年延期の影響もあって当面は切磋琢磨していく関係となる。山口も「頼もしいですね。練習でも取って取られての応酬なので」と後輩の加入を歓迎した。

 一方で、3月のWWEスマックダウン大会ではブライアンが、永田と2月に引退した中西学(53)が試合前に行っていた「差し合い」のパフォーマンスを披露。本家の永田がSNSで「あまり上手ではない差し合いだなぁ(笑い)」とつぶやいたところ、ブライアンが「ソーリー、ナガタサン。次はもっとうまくやります」と謝罪…。さっそく翌週にやり直したことで、いまや世界のプロレス界でミスターのレスリング指導力が注目されている。

「だって体、ブレてるし、脇が空いてるし、胸合わせちゃダメなんだよ。とはいえ俺と中西学が世界に発信していたこと、我々の発信力が証明されてるわけで。新日本、ブシロードクラブもポジティブなスピリットを世界に発信したい。こういう時だからこそ、プロレスやレスリングに期待する人はいるのでね」

 暗い話題が続く中で、永田率いるブシロードクラブは前を向いて新たな挑戦を始める。