新日本プロレスが毎年恒例にしているメキシコCMLLとの合同シリーズ「ファンタスティカマニア2020」(16日、東京・後楽園ホール)で、第3世代の小島聡(49)が躍動。この日はCMLLのウルティモ・ゲレーロ(47)&バルバロ・カベルナリオ(26)を相手に、カリスティコ(37)との越境タッグで臨んだ。

 19日にゲレーロの持つCMLL世界ヘビー級王座に挑む小島は気合十分。今シリーズですでに4戦戦い、手の内を知り尽くす両者はチョップの打ち合い、タックル合戦でも一歩も譲らない。

 王者に照準を絞り、コジコジカッター、場外へのプランチャなどで追い込んだが、最後はカリスティコがカベルナリオの必殺カベルナリア(変形背骨折り)に沈んだ。

 試合後に小島は「俺がベルトを取って歴史をつくる!」とほえた。CMLL王座奪取となれば、日本人初の快挙。果たして剛腕ラリアートを決めて、歴史に名を刻むことはできるか。