【新日1・5東京ドーム】ライガー ラストマッチでヒロムに3カウント許す

2020年01月05日 16時09分

タイムボムで獣神サンダー・ライガー(左)を沈めた高橋ヒロム

 新日本プロレスの年間最大興行「レッスルキングダム14」(5日、東京ドーム)第1試合で、“ジュニアの重鎮”獣神サンダー・ライガーが現役生活にピリオドを打った。

 佐野直喜(54)と組み、高橋ヒロム(30)、リュウ・リー組と対戦。ライガーのセコンドには、素顔の山田恵一時代に指導を受けた藤原喜明組長(70)が就いた。

 最後に入場したライガーが、自ら先発を買って出る。相手は前夜にウィル・オスプレイを破り、IWGPジュニアヘビー級王座を戴冠したヒロムだ。現役王者を肌で感じるような静かな立ち上がりから、代名詞ともいえるロメロスペシャルを決める。

 だが2人がかりの攻撃からピンチに。ヒロムからは「こんなもんか!」と挑発され、激しいエルボー連打を食らった。それでも雄たけびを上げたライガーはパワーボムから、掌打で反撃。リーの空中殺法を誤爆させ、怒りの獣神モードでヒロムを追い込んだ。

 さらに掌打、垂直落下式ブレーンバスターを決めるが、ファルコンアローで逆転を許す。敵軍のサンドイッチ攻撃で大ダメージを受け、最後はヒロムのカウンターのエルボーから、タイムボム(変型シュバイン)で3カウントを奪われた。

 新時代のジュニアの旗手としてライガーを“介錯”したヒロムは、大の字のライガーの前でベルトを腰に巻き、ライガーがつくった新日ジュニアを引き継ぐことを約束した。

 マイクを握ったライガーは「平成元年、この東京ドームでプロレスラー、獣神サンダー・ライガーは生まれました。そして今日、この東京ドームでプロレスラー、獣神サンダー・ライガーは終わりました。31年間、応援していただきまして、ありがとうございました!」とファンに感謝を述べた。

 1989年4月24日に同じ東京ドームでデビューし(相手は小林邦昭)、平成ジュニアに一時代を築いた功労者は、ファンの大歓声を浴びながら静かにリングを後にした。