【新日1・4東京ドーム】高橋ヒロム完全復活証明のIWGPジュニア戴冠「最高に楽しいプロレス。このベルトが証拠だ」

2020年01月04日 19時58分

ベルトを掲げる高橋ヒロム

 タイムボムが完全復活を証明だ。新日本プロレスの年間最大興行「レッスルキングダム14」(4日、東京ドーム)の第6試合で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権は、挑戦者の高橋ヒロム(30)がウィル・オスプレイ(26)を破り、第86代王者に輝いた。

 奇跡の復活劇だった。2018年7月の米国大会で首を負傷。第一頸椎を複数箇所骨折する重傷で、一歩間違えば命の危険さえあった。一時は引退も脳裏をよぎったが、驚異の精神力で乗り越え、昨年7月から練習を再開。約1年5か月ぶりとなる復帰戦のリングに立ったのは昨年12月だった。

 序盤からジュニア最先端の戦いを象徴するかのようにスピーディーな技の攻防が続いた。だが、王者の強烈なDDTで首からマットに突き刺さり、その後も首への集中砲火を浴びた。

 さらに王者の人間離れした驚異の空中殺法に苦しみ、リング中央で崩れ落ちる場面も。それでもヒロムの目は死んでいなかった。シューティングスタープレス、オスカッターを食らっても、カウント3は許さない。変型パワーボムから反撃のノロシを上げるや、エルボー合戦でも一歩も引かなかった。勝負と見るや、カナディアンデストロイヤーを決め、ラリアートから必殺のタイムボムにつなげる。それでも決まらないと見るや、最後は逆さに抱えた王者を首から落とす新技で勝利をもぎ取った。

 5日の東京ドーム大会ではリュウ・リーと組み、獣神サンダー・ライガー、佐野直喜(54)組と対戦する。新時代のジュニアの旗手として、ライガーの引退試合の相手を務めることになった。

【高橋ヒロム】やったぞー! この1年半、つらく険しい何も見えない闇の中にいた。もがき苦しみながら少しの光を見つめながら歩き続けてきた。いろんな人に支えながらさまよってきた。その結果、今日という日につながったと信じています…。そんなわけあるかー! 見えてたに決まってんだろ! 復帰が決まってから見えていた。こんな楽しい世界やめられるわけねーだろ。首の骨がへし折れようが俺はこの新日本プロレスの戦いを楽しんでやるよ。オスプレイ、俺のいない1年半素晴らしかった。当分やりたくない、少なくとも半年は勘弁してくれよ。プロレスは危険なスポーツ。でもそれ以上に楽しいスポーツだ。今日集まった4万人、なんて素晴らしい趣味を持ったやつらなんだ。だからもっともっと楽しもうぜ。今日は最高に楽しいプロレスを見せられたはず。このベルトが証拠だ。これからも高橋ヒロムのプロレスを楽しんでくれよ。