第3世代が白熱の試合で会場を盛り上げた。新日本プロレスの年間最大興行「レッスルキングダム14」(4日、東京ドーム)第0試合、天山広吉(48)、小島聡(49)の「テンコジ」が永田裕志(51)、中西学(52)組に勝利した。

 試合開始のゴングと同時に攻撃を仕掛けたのはテンコジ。モンゴリアンチョップで中西に攻めかかる。しかし怪力の野人に2人一緒に投げられ、小島が中西のラリアート、永田のキックを浴びてしまう。小島が一瞬の隙を突き、永田にDDTを食らわせると、天山はモンゴリアンチョップからブレーンバスターで永田を攻めたてる。野人ダンスで士気を高める元IWGPタッグ王者から反撃され、小島は中西のアルゼンチン式背骨折りに苦しむ場面もあったが、最後は5分47秒、小島が中西を剛腕ラリア―トで沈め、勝負を決めた。

 試合後は、天山が中西に手を差し出し、固く握手と抱擁を交わした。最後に1人、リングに残った中西は四方に頭を下げ、あいさつした。