【新日本】内藤 プロレス大賞ノミネートなしの屈辱は2冠で晴らす

2019年12月20日 16時30分

内藤は、挑発するジェイ(左)をにらみつけた

 逆襲なるか。新日本プロレス来年1月4日東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル(IC)王者ジェイ・ホワイト(27)に挑戦する内藤哲也(37)が、屈辱をバネに主役奪還を狙う。年間最大興行で覇権を争う「4強」の中でただ一人、東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」でノミネートすらされなかった。攻勢に転じる制御不能男が胸に秘める反逆の炎とは――。

 東京ドーム2連戦(1月4、5日)最大の注目を集める「2冠抗争」は、4日大会のIC戦の勝者と、同日のIWGPヘビー級王座戦(王者オカダ・カズチカVS挑戦者・飯伏幸太)の勝者によるダブル王座戦(5日)で決着がつく。

 しかし両王者に加え、飯伏もG1覇者の肩書を持っており、4者の中で最も弱い立場にあるのが内藤だ。19日の調印式でも「いま一番後ろを走っているのはどう考えても内藤哲也でしょう。なんせ一人手ぶらですからね」と認めた。2019年は2度にわたるIC王座陥落をはじめ、精彩を欠いた一年だったのは紛れもない事実。それを象徴したのが本年度のプロレス大賞選考委員会だ。

 オカダ、飯伏、ジェイの3人がMVP候補にノミネートされる中、内藤だけは全ての賞を通じて一度も名前が挙がらなかった。「さすがに今年はないだろうと思ってましたよ。浮き沈みはありましたけど、多少浮いたくらいで賞が取れるものではないでしょうし。自分の名前が一回も出てなかった紙面を見て『そりゃそうだろうな』と思いました」と冷静に分析する。

 とはいえ、もちろんこのままで終わるつもりはない。「別に賞のためにプロレスをやってるわけじゃないけど、リング上の活躍が反映された結果なんですからそりゃ屈辱ですよ。一人だけ蚊帳の外ですから。ただ悔しい半面、逆転の内藤哲也の舞台が整いつつあるかなとも思いますね」と反骨心を見せる。

 先シリーズ後のオフを「有効に使えた」と振り返るや「ここ半年くらい不安に思っていたことが解消された」と復活に自信をのぞかせる。ならば結果でもって評価を「手のひら返し」させるしかない。仮に内藤がドームでベルトを2本獲得すれば、1月16日のプロレス大賞授賞式はIWGP王者不在の事態となる。

「ドームの結果で一番割を食ってしまうの、もしかして東スポさんになってしまったりねえ。なんだか申し訳なく思えてきたな。まあその代わり、史上初の2冠王者の祝勝会の様子だったら、特別に独占取材させてあげてもいいですよ」と不敵な笑みを浮かべた内藤。まさか栄えある2冠王になっても本紙にファミレスをたかるつもりか…。

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