新日本プロレスは19日、来年1月4、5日東京ドーム大会で行われるタイトルマッチの調印式を開催。初日4日大会で激突するIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(32)と挑戦者・飯伏幸太(37)が火花を散らした。

 同戦の勝者は同日に行われるIWGPインターコンチネンタル選手権(王者ジェイ・ホワイトVS挑戦者・内藤哲也)の勝者と、翌5日大会でダブルタイトル戦を行う。調印式に出席した飯伏は「本当にいま、一番世界ですごい、最強で最高のオカダ・カズチカを1・4で倒して、1・5で伝説をつくりたいと思います。いまのプロレスを、現在進行形のプロレスをぜひ見に来てください」と宣戦布告。自身初のIWGP奪取を改めて誓った。

 対するオカダは、最後の前哨戦(8日、広島)の試合後、ブチ切れた飯伏にブリーフケースで頭部を殴打されている。「『こういう飯伏が見たかった』という声を聞きますけど、僕が戦いたい飯伏幸太はもう一つ上の飯伏幸太だと思います。一つ心残りなのは『1・5で伝説をつくります』という(発言)。このIWGPが、その伝説をつくるためだけに必要なものに思われてしまうというか。本当にこのIWGPへの思いを聞くことができなかったのは心残りです」と手厳しい言葉をなげかけた。

 オカダが「IWGP王者とG1覇者の戦いは、IWGP王者とIC王者とのダブルタイトルマッチより上だと思っています。1・5はまだ考えず、1・4で100出し切ります」と語れば、飯伏も「僕も同じ。1・4、全力ですべて出し切ります。本当に出し切ります」とキッパリ。ともに年間最大興行での頂上決戦へ闘志を燃やしていた。