【新日本】ライガーがヒロムに要求  俺を潰せ!!

2019年12月09日 16時30分

ライガーはオカダ・カズチカ(右)に掌底を浴びせた

 新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーが、トップ勢とのラストマッチに燃えている。来年1月5日東京ドーム大会の引退試合では佐野直喜(54)と組み、高橋ヒロム(30)、ドラゴン・リー改めリュウ・リー組と対戦する。ライガーが“最後の相手”に指名したヒロムは、期待に応えることを約束。新日ジュニアにおける歴史的大一番になりそうだ。

 引退ロードを歩むライガーは、生まれ故郷の広島でツアー最終戦(8日)を迎えた。VTRで登場したリーからの対戦要求を受諾した上で「戦いたい人はもう一人います。首のケガから復帰したばかりの、あの選手です。2人まとめてかかって来い」とヒロムを指名。パートナーには「僕の歴史を締めくくるには、佐野さんでもいいかなと思います」と同期のライバルを希望した。

 かねてライガーは「湿っぽい試合はしたくない」と引退試合では現役トップ選手との激しい戦いを望んできた。次代を担う2人はまさに適任の相手と言える。特に自身の口からヒロムの名前を出した意味は重い。「新日ジュニアを背負って、あり余るくらいの素質だし、素晴らしいものを持っている。引退を表明した時から『やらせろ』って言ってましたしね」とその理由を説明する。

 とはいえ、簡単に後継者として認めるつもりはない。「勝ったら現役続行?」の問いに「どうしよう」と豪快に笑いつつ「ファンの皆さんにも、今の新日ジュニアすごいなって思ってもらって。本当に俺を木っ端みじんに叩き潰してほしい。それでこそライガーの引退だよ。これからのジュニアを頼むぞって思って幕を引きたい。ただ…勝ったら(どうなるか)分かんねえぞ」と、最後の最後まで勝負にこだわる姿勢を見せた。

 その気持ちはもちろん対戦相手にも届いている。ヒロムは「やっぱりバトンを渡すみたいな、ぬるい獣神サンダー・ライガーと戦うのは僕も嫌ですから。最後まで『怒りの獣神』でリングに上がってきてほしい」と腕をぶす。くしくも、前日の1・4ドーム大会ではIWGPジュニアヘビー級王者ウィル・オスプレイ(26)に挑戦する。そこで「IWGPジュニア王者としてその舞台に立つことは大前提。その責任があるし、それが自分の使命だと思ってます」と、ライガーがこだわり続けたベルトを持参することを約束した。

 ジュニアのプロレスを世界に広め続けたレジェンドのラストマッチは、誇り高き新日ジュニアの精神を体現する一戦になる。 

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