【新日本】オカダ 最高の1・4を魅せる

2019年11月29日 16時30分

オカダは余裕の表情で飯伏(右)の頭を締めた

 新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(32)が、来年の東京ドーム2連戦(1月4、5日)へ強い決意を秘めている。初日で飯伏幸太(37)とのV5戦を突破すれば、2日目にIWGPインターコンチネンタル(IC)王者とのダブル王座戦に臨むことになる。これまで“IWGP至上主義”を掲げてきたレインメーカーは、2冠取りのチャンスにどう挑むのか――。

 開催中の「ワールドタッグリーグ」が後半戦に突入した28日の後楽園大会からシリーズに合流したオカダは、さっそく飯伏との前哨戦がスタート。得意のドロップキックを決めて好調をアピールし、V5戦の舞台を見据えた。新日プロの通常興行としては史上初めて2日連続で開催される来年のドーム決戦では、初日にオカダと飯伏がIWGP、王者ジェイ・ホワイト(27)と内藤哲也(37)がIC王座を争い、それぞれの勝者が2日目に2冠をかけた歴史的大一番で激突する。

 この4者の中で、オカダは唯一の「2冠否定論者」だった。IWGPという業界の至宝を持つ者の自負の表れでもあったが、結果的には自身の提案したファン投票でも開催派の声が上回ったため、ダブル王座戦が決定した経緯がある。最終決定を前に民意を反映した意図を「やっぱり僕がずっと言ってきているのは、東京ドームを超満員にすることですから。お客さんの見たいカードを提供するのは当たり前。1日という短い期間でしたが、みんなでプロレスのことを語り合ってくれればいいなと思いましたし」と説明した。

 もちろん決まった以上は、2冠争いを制する決意に変わりはない。ただし「まずは4日を勝たないといけない。特に僕は他の人と違って2冠戦のために試合をしているわけではないので。4日は4日で、最高の1・4を見せたい。だから今、決まっている4日のメインに集中したいですね」という思いが強い。

 そのためIC戦線の内藤が、5日の対戦相手としてオカダを希望していることに対しても「2冠を提唱した内藤さんでもいいですし、ジェイでも僕は(今年の)ドームで借りがあるので。どっちでも…いや、今は『どうでもいい』って書いておいてください」とそっけなかった。

 凱旋帰国翌年の2013年からの7大会で、年間最大興行のメインイベンターを務めた数は実に5回。「ドーム、俺にかかってるでしょっていうのはありますね」。まずはG1クライマックス覇者との頂上決戦を乗り越え、2日連続で主役の座を射止める。