【新日本】内藤 不気味な“完黙”

2019年11月28日 16時30分

内藤はジェイ(後方)との前哨戦で大苦戦

 異変あり。新日本プロレスの内藤哲也(37)に、まさかの“故障疑惑”が浮上した。来年1月4日東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル(IC)王者ジェイ・ホワイト(27)への挑戦を控えながら、最近は制御不能な発言が影を潜めて沈黙の日々を送っている。そこで本紙が直撃すると、意味深な言葉が返ってきた。

 内藤に変化が訪れたのは、ジェイにIC王座を奪われた9月の神戸大会後だった。口数が激減し、今シリーズに入ると完全に沈黙。これまで言葉の重要性を説き、大会の大小にかかわらず全国各地のバックステージで必ずコメントを発してきた男とは思えない異常事態が続いた。

 開催中の「ワールドタッグリーグ」期間は、1・4ドームのIC戦とIWGPヘビー級王座戦(王者オカダ・カズチカVS飯伏幸太)の前哨戦が前後半に分けて行われる。そのため27日浜松大会がシリーズ最後の出場だったが、試合後はやはり無言で控室へ消えた。

 一体どうしてしまったのか――。本紙の取材に応じた内藤は「まあ、ジェイから言葉で攻撃されてたのは分かってたんだけどね…」とようやく口を開き、心境を明かし始めた。「本来ならリーグ戦に出られないことに文句の一つでも言いたいし、実際に出られない不満はある。ジェイに対しても試合だけでなく、言葉で返したい気持ちもありましたよ。ただ、なかなかそっちに集中できない理由があったってことです。いま詳しくは話すつもりはないけど、あまり余裕がなかったということは認めますよ」

 余裕を失っているとなれば、何かしら心身にトラブルが起きている可能性がある。とりわけ近年はフル出場にこだわるあまり過密日程が続き、身内からも休養勧告されたほど。蓄積疲労による不調ならばまだしも、仮に靱帯断裂で過去に2度、メスを入れた右ヒザが悪化していた場合は深刻だ。酷使してきたツケが最悪のタイミングで回ってきたことになる。

 今後の日程を見ると、次戦は12月19日後楽園ホール大会が濃厚。長期オフを前に「もちろん(シリーズ後半戦に)出られないのは残念ですけど、せっかくのオフなんでね。有効に使わせてもらいますよ」と、どこか安堵したかのような表情を浮かべた。IC戦翌日の1・5大会で史上初のIWGP・ICのダブル王座戦が行われるドーム2連戦は、2冠提唱者の内藤にとって譲れない舞台。果たして万全の状態でリングに上がることができるのか。