新日本プロレスの「ワールドタッグリーグ」(16日、藤沢大会で開幕)に石井智宏(43)とのコンビで出場するYOSHI―HASHI(37)が、リーグ戦での逆襲に燃えている。ここ最近は極悪軍団バレットクラブに翻弄されっぱなしで、9月の別府大会ではIWGPタッグ王者のタマ・トンガ&タンガ・ロアに挑戦するも、KENTA(38)の介入に気を取られて敗戦を喫した。

 またパートナーの石井は8月の英ロンドン大会、YOSHI―HASHIは9月の米ニューヨーク大会でそれぞれKENTAとのNEVER無差別級王座戦に臨み、こちらはトンガ兄弟乱入の影響を受けて敗北。そのため「今回のリーグ戦は総当たりだし、必ずタマ、タンガとも、KENTA(パートナーは高橋裕二郎)とも当たれるので絶好のチャンス。悔しい思いをしてきたし、いろいろな意味で借りを返したい」と腕をぶす。

 昨年9月に肩を負傷し、今年の1月4日東京ドーム大会の出場はかなわなかった。リーグ戦制覇から来年の東京ドーム大会(1月4、5日)でのタッグ王座挑戦を狙っており「このタッグリーグが最後のチャンスだと思っている」。苦難続きだった1年の最後に大きな勲章を手に入れる。