新日本プロレスのタイチ(39)が、「ワールドタッグリーグ」(16日、藤沢大会で開幕)を一刀両断した。大阪大会(3日)で内藤哲也(37)に敗れ、IWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタル(IC)の2冠争いから脱落したが、リーグ戦は切り替えてザック・セイバー.(32)と出場する。

 ビールを片手に「メンバーを見て、がくぜんとしたよ。G1出場者同士のチームは俺とザック、EVILとSANADAしかいない。優勝争いはこの2チームで決まったようなもんだろ。これで最強を決めるリーグ戦と言えるのか?」とさっそく不満をぶちまけた。

 来年1月4、5日の東京ドーム大会で2冠争いが決まったIWGP王者オカダ・カズチカ(32)、飯伏幸太(37)、IC王者ジェイ・ホワイト(27)、内藤の4人はリーグ戦に不参加。そのため「三沢光晴(故人)は5冠の時も世界最強タッグ決定リーグ戦に出ていたというのに…。これじゃ、ドームの試合が決まってないやつのための敗者復活戦。2冠の影も踏めなかった後藤(洋央紀)が、聞いたこともないやつ(カール・フレドリックス)と出られるのが一番おかしいな」と疑問を投げかける。

 鋭い舌鋒は止まらず、全16チームの総当たり戦にも難癖をつけた。「出しゃいいってもんじゃねえし、8チームくらいにできただろ。相撲じゃあるまいし、15試合もやりたくねえって。どれ、リーグ戦の表を見せてみろ…字が小さすぎて読めない!」。フラストレーションをためたままリーグ戦に臨むことになった。