新日本プロレスのリーグ戦「SUPER Jr. TAG LEAGUE」は28日、東京・後楽園ホールで公式戦4試合が行われ、YOH(31)とSHO(30)の「ロッポンギ3K」がボラドールJr.、ティタン組を下して3勝目を挙げた。合体技3Kこそ阻止されたが、ティタンと一騎打ち状態となったYOHが奮起。ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを奪い、優勝戦線に残った。

 3連覇がかかる3Kが目指すのは「世界一のタッグチーム」だが、すでに世界一の域に達しつつあるのが2人の絆だ。数あるチームの中でも突出して仲が良く、YOHがボーカルでSHOがドラムを担当する「THE SAKURA DENBU」なるバンド名でも活動。YOHは「言ってしまえば僕らはヒロトとマーシー、チャーミーとポンのようなものだと思ってます。プライベートでも一緒にいる時間が多いので、今や完全にリングの中であうんの呼吸が完成してます」と語る。

 3月にはSHOが住むマンションにYOHが引っ越してきたことで、寮生活時代、海外武者修行時代のような距離感に。いったいどれだけ仲良しなんだと突っ込みたくなるレベルだ。「変な誤解を招く時までありますけど、そうではなくて…。コミュニケーションをいつでも取れるし、オフの時でも作戦を立てられますし。プロレスのため、チームのためにすごくプラスになってます」(SHO)。以心伝心の名コンビは、業界を代表するタッグチームへの道を突き進む。