【新日本】棚橋 15日ブリティッシュ王座V1戦へ掟破りの天才プラン

2019年09月07日 16時30分

ザック(上)にドラゴンスクリューを仕掛けた棚橋

 15日の新日本プロレス大分・別府ビーコンプラザ大会でザック・セイバーJr.(32)との防衛戦に臨むブリティッシュヘビー級王者・棚橋弘至(42)が6日、勝利への秘策を語った。キーワードはズバリ「掟破り」。防衛の先に見据える野望として、来年の東京ドーム2連戦(1月4、5日)でのメイン奪取も宣言し、主役奪回への道を示した。

 棚橋は8月31日の英国ロンドン大会でザックを破り、王座を奪取した。15日の対戦はダイレクトリターンマッチの形となるが、シングルでの対決は今年なんと5回目。それでも「相手は底がない選手なので、毎回新鮮ですよ。特に今回は、前哨戦が何度も組まれている。今までの4回はほとんど前哨戦がなかったから」とマンネリムードはない。

 棚橋はその前哨戦がカギを握るとみている。「向こうには無限に引き出しがあるかもしれない。でも、棚橋弘至は“掟破りの天才”なんですよ。だから、引き出しを開けるだけ開けて、それから掟破りの…」と同じ言葉を連呼。まさかザックのトリッキーな関節技を“完コピ”して自分のものにしようとでもいうのか。詳しくは語らなかったが「まあ、タイトル戦を待たずして先手を打ちますよ。それが戦いの基本です」と不敵な笑みを浮かべた。

 ザックを下した先には、東京ドーム大会のメイン奪取を見据えている。「(IWGPヘビー級王者の)オカダVS(G1覇者の)飯伏を覆すのは簡単じゃないかもしれない。でも、それをスンナリ受け入れるようにはなりたくないんですよ。奇策や掟破りが必要かもしれない。ただ、最終的にファンの声が『やっぱり棚橋がメインじゃないと』となるように持っていきたい」とここでも「掟破り」を口にした。

 ファンの声といえば、2014年の東京ドーム大会では中邑真輔とのIWGPインターコンチネンタル(IC)王座戦がファン投票の末、IWGPヘビー級タイトル戦を抑えてメインになったことがある。ファンの後押しの大きさを棚橋は知っているだけに“逆転”を諦めてはいない。

 この日の後楽園ホール大会ではメインのタッグ戦に出場。ザックにスリングブレイドやドラゴンスクリューを決めるなど攻め込んだが、最後はパートナーの田口隆祐(40)が敗れた。試合後、ザックから一方的な攻撃を受ける一幕もあったが、これも相手の「引き出し」を開けたと考えれば棚橋の策略通りか。“掟破りの天才”の次なる一手は――。