【新日本】オカダがIWGP王座V3!新公約は「東京ドームを超満員」

2019年09月02日 20時00分

オカダの必殺レインメーカーがみのる(左)に炸裂した(新日本プロレス提供)

【英国・ロンドン31日(日本時間1日)発】新日本プロレスのロンドン大会で、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(31)が鈴木みのる(51)の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。史上初となる英国でのIWGP戦で6119人満員(主催者発表)の観衆を熱狂させ、ベルトの歴史に新たな1ページを刻んだが、レインメーカーは最優先の使命を国内の充実と再認識。来年の東京ドーム2連戦(1月4、5日)への誓いを明かした。

 IWGP王者と“プロレス界の王”の意地が英国のリングで激しく交錯した。2人は序盤から観衆がスタンディングオベーションでたたえるほどの激しいエルボー合戦を展開。試合が動いたのは30分過ぎだ。みのるのゴッチ式パイルドライバーを阻止したオカダは、巧みに体勢を入れ替え後頭部へのドロップキックで反撃。粘る挑戦者もラ・ミスティカの要領で裸絞めを狙うが、これを空中で捕らえるや墓石式脳天杭打ちで突き刺す。最後はレインメーカーで激闘に終止符を打った。

 試合後はSANADA(31)が次期挑戦者に名乗り。G1クライマックス公式戦で敗れているオカダはこれを受諾し、10月14日の東京・両国国技館大会でのV4戦が濃厚になった。

 これで王座を奪取した4月の米マジソンスクエア・ガーデン大会に続き、団体初の英国でのビッグマッチを成功に導いた。しかし、オカダは「海外がどれだけよくても、日本がよくないと意味ないですから。やっぱり何より東京ドームを超満員にしたい。これはリング上の目標のように有言実行でいかないといけないと思ってます」と語り、決意を新たにした。

 新日プロは国内外で年々ファン層を拡大しているが、団体の年間最大興行となるドーム大会は今年の動員が3万8162人(主催者発表)と超満員には届かない状況が長年続いている。海外でのビッグマッチを成功させるたび、オカダには2012年の凱旋帰国当初から胸に秘める目標への思いが強まっているという。「自信にはなりますよ。(日本の)他のジャンルでもなかなかできないことを海外でやっている僕たちが、東京ドームを超満員にできないわけではないので」

 加えてこの夏は、自身の認知度が足りなかったと痛感する「オカダまだまだ伝説」が頻発。銀座では一般人としてNHKの街頭インタビューを求められ、日本テレビ系「24時間テレビ」の収録では両国国技館の警備員に呼び止められた(本紙既報)。だからこそ「もっと発信していきます。東京ドームを超満員にすると。(発信に)気づいてもらえればNHKのインタビュアーの人も、国技館の警備員の人も『あ、あの時の』ってなってプロレスを見に来てくれるかもしれない。まだまだ(自分のことを)知らない人がいるってことは希望じゃないですか」と公約を掲げる。

 来年のドーム大会は2連戦と、例年以上に高いハードルが待ち構える。オカダは「IWGP連戦やれって言われたらやりますよ」と豪語する一方で、同大会に向けてG1覇者の飯伏幸太(37)やIWGPインターコンチネンタル(IC)王者・内藤哲也(37)らが目指すIWGP&IC王座の同時戴冠について初めて見解を示した。「2冠っていうのは興味ないですし。一番のベルトを持っていればいいのかなって思いますよ。僕はそれだけIWGPにプライド持ってますから」

 海外で生み出した熱を、次は国内に還元することこそが至上命令。世界に誇るレインメーカーが、来年こそ東京ドームにカネの雨を降らせる。