【新日本】ザック 棚橋に敗れ英王座失う「ボリス・ジョンソンが議会を閉鎖したせい」

2019年09月01日 13時55分

ブリティッシュヘビー級王座を初戴冠した棚橋(新日本プロレス提供)

【英国・ロンドン8月31日(日本時間1日)発】新日本プロレスのロンドン大会「Royal Quest」が当地のザ・カッパー・ボックスで開催され 団体のエース・棚橋弘至(42)はザック・セイバーJr.(32)を撃破し、ブリティッシュヘビー級王座を初戴冠した。

 前年度覇者として連覇を狙ったG1クライマックスで、4勝5敗とまさかの低迷。2008年大会以来11年ぶりの負け越しという屈辱を味わった棚橋だが、公式戦でザックに勝利を収めたことでタイトル挑戦のチャンスが到来した。再浮上をかけ、ザックの地元・英国に乗り込んだ。

 王者に圧倒的なホームの大声援が集まるかと思われたが、ロンドンの会場では棚橋が新日プロをけん引してきた偉大な功績が十二分に浸透しており大きな「ゴー! エース!」コールも発生。その声に応えるかのように、棚橋はドラゴンスクリューをはじめとした得意のヒザ攻めを展開した。

 一発目のハイフライフローをヒザで迎撃され、三角絞め、ジム・ブレイクス・アームバーと王者の関節技地獄につかまったものの、執念でこれを逃れる。スリングブレイドで再び反撃に転じると、ドラゴンスープレックスを発射。最後はハイフライフローでザックを仕留めてみせた。

 今年4月の米国・マジソンスクエア・ガーデン大会では同王座に挑戦失敗。アウェーのロンドン決戦で同国最強の証しを手にした棚橋は「ようやくこのベルトにたどり着きました。月イチで英国に来るかもしれない。今回、このベルトに関して考えたのは、柴田勝頼(第6代王者)がこのベルトを巻いていたってこと。このベルトを巻いて見える景色、広がる景色に(自分の今後を)かけます」と勝ち誇った。

 戦前は同ベルトの防衛戦で、G1公式戦で敗れた相手との雪辱戦を実現させる青写真を披露していた。「もうこれだけベルトが数多くある時代で、IWGPヘビー級以外に明確な意味なんて見いだせることはないかもしれない」としつつも、再浮上のキッカケとなる可能性は十分にある。19年は苦しい戦いが続くエースが、英国で逆襲への確かな一歩を踏み出した。

 一方のザックは「ボリス・ジョンソンが議会を閉鎖したせいで、全く試合に身が入らない。負けたのは彼のせいだ。リマッチを組んでくれ。日本のツアーで。ボリスが好き勝手やってるんだから、俺だってワガママ言ってもいいだろ?」と前王者としての権利を主張。次期シリーズ(9月4日、後楽園ホールで開幕)での再戦を要求した。