【新日本】オカダが描くG1優勝後の特例マッチ

2019年08月10日 16時30分

オカダはSANADA(左)に来年のドーム大会でのリベンジをもくろむ

 新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス」がいよいよ佳境に突入する。10、11日のA・B両ブロック最終戦(日本武道館)を経て、12日にブロック1位同士で優勝決定戦(同)を行うが、Aブロック首位のIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)は9日、G1制覇後のプランを明かした。史上3人目となるIWGP王者としての優勝を果たせば、慣例となっている来年1月4日東京ドーム大会でのIWGP挑戦権利証システムは無効に。その代替案として団体に要求する“特例”とは――。

 7勝1敗でAブロック単独首位を走るオカダは、同2位の飯伏幸太(37)との最終公式戦(10日)に引き分け以上で優勝決定戦進出が決まる。「しぶといですよね。楽しみになってきたし、いいシチュエーションになったんじゃないかな。(近年の飯伏は)結果も残してきてますし、上半期IC戦線でやってきた意地もあると思うので」と自信をのぞかせた。

 IWGPとG1の2冠は2000年の佐々木健介以降誕生しておらず、12年からはG1優勝者に翌年東京ドーム大会でのIWGP挑戦権利証が与えられるのが定例化されてきた。くしくも権利証システムを最初に生み出した王者が、3度目のG1優勝を果たせば挑戦権は消滅するだけに、その流れに歯止めをかけることになる。

 すでに権利証に代わる要求も考えている。来年のドーム大会(1月4、5日)でSANADA(31)とのV3戦を認めさせることだ。9日時点で今大会唯一の敗戦は、同年代のライバルに喫したもの。オカダは「権利証もないですし、負けた相手に借りを返すだけでいいんじゃないですか。なおかつ僕がこのまま優勝すれば、これ以上価値のある1勝はない。ふさわしい人と、そこ(ドーム)でやるべきだと思いますね」と明かした。

 このプランが実現すると下半期の王座戦線が停滞するが、それ以上に最大の問題点がある。全てのIWGPベルトには「半年間以内」の防衛期限が設けられており、6月9日の大阪城大会クリス・ジェリコ戦が最後の防衛戦となるオカダは、来年のドームまでには必ず防衛戦を行う義務を負っている。それでも「なくていいんじゃないですか。お客さんとしてはIWGP戦がないのは物足りないかもしれないですけど、それくらいの発言権はないと。快挙だって分かってもらいたいですよね」と特例措置を求める意向だ。

 最後は「そうは言いつつ、次勝たないと(挑戦者の)指名権ももらえないので。しっかり勝ちたいと思います」と必勝宣言。唯我独尊のIWGP王者が、真の「1強時代」を到来させる。