【新日本】ケニー涙のG1優勝の裏に飯伏の存在

2019年08月09日 16時00分

後藤の顔面にヒザをヒットさせるケニー

【プロレスPLAYBACK(2016年8月14日)】新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」はいよいよ終盤戦に突入。優勝決定戦(12日、東京・日本武道館)の切符を巡り、リング上の戦いは熱を帯びる一方となっている。

 今年は元WWEの狂犬ことジョン・モクスリーやウィル・オスプレイら8人の外国人選手が出場している。3年前の2016年8月14日、現在は米AEWで活躍するケニー・オメガが、史上初めて外国人でのG1制覇を果たした。しかもケニーは初出場優勝も達成。優勝決定戦の相手は荒武者・後藤洋央紀だった。

「両国国技館大会で優勝決定戦が行われ、Bブロック1位のケニーが、Aブロック1位の後藤を撃破。史上初の外国人覇者に輝いた。25分過ぎ、後藤のGTRを返すと最後は片翼の天使(変型ドライバー)で3カウントを奪取した。ジャパニーズドリームをつかんだ裏には、かつての盟友・飯伏幸太の存在があった。ケニーは08年にDDTに初来日。14年に新日本に主戦場を移すも、バレットクラブ入りして以降、2人はたもとを分かった。飯伏は現在、WWEのクルーザー級クラシックトーナメントに参戦している。だからこそこの日、ケニーは飯伏に伝えたいことがあった。『2つのメッセージを伝えてほしい。まずは新日本が世界で一番の場所だということ。俺はまだ進化して頑張っている。もう一つ。今日、俺はようやくお前を超えた。1人は…寂しいじゃないか。だから、この場所で待っている』」(抜粋)

 泣ける話だ…。この優勝を機にケニーは大飛躍を遂げ、翌年からIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカと激闘を展開。17、18年度の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」年間最高試合賞を獲得した。同一カードの2年連続受賞は、1997、98年の「三沢光晴対小橋建太」以来、実に21年ぶりの快挙となった。

 Aブロックは飯伏とオカダのマッチレースになり、10日の最終公式戦(武道館)で直接対決する。ケニーが涙のG1制覇を遂げてから3年。今度は飯伏が悲願成就させる番だ。