新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は8日横浜大会でBブロック公式戦が行われ、初出場の鷹木信悟(36)がNEVER無差別級王者・石井智宏(43)を破り意地の3勝目をあげた。

 互いに一歩も引かない意地と意地のぶつかり合いは、両者の強烈な首折り弾が乱れ飛ぶ壮絶な肉弾戦となった。石井の垂直落下式ブレーンバスターを阻止した鷹木は、鷹木式EVO(変型エメラルドフロウジョン。EVOはドラゴンゲート・B×Bハルクの得意技)を決めて反撃開始。最後は強烈なパンピングボンバー連発で石井をなぎ倒し、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで大激闘に終止符を打った。

 すでに5敗とリーグ戦負け越しが決まっている鷹木だが、NEVER王者相手に爪痕を残した。リング上では「何年も前からずっとこのG1に出たかった。だから一試合一試合が本当に特別なんだ。最後の最後まで暴れ龍のごとく、暴れ回ってやるからな」と高らかに宣言していた。