新日本プロレス4日のエディオンアリーナ大阪大会で真夏の祭典「G1クライマックス」Bブロック公式戦が行われ、IWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(37)が鷹木信悟(36)とのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同門対決を制し、4勝目を挙げた。

 レスラーになる前にアニマル浜口ジムでともに汗を流した同学年2人による初対決は、互いの意地と意地がぶつかり合う死闘となった。鷹木のMADE IN JAPANを浴びた内藤は、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンをデスティーノで切り返し一歩も譲らない。

 25分過ぎ、内藤は強烈なヘッドバット、パンピングボンバー(ラリアート)で窮地に陥る。それでも再度のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを、今度は欠場中の盟友・高橋ヒロムの得意技でもあるカナディアンデストロイヤーで切り返す。コリエンド式デスティーノからデスティーノを炸裂させ、ついに激闘に終止符を打った。

 試合後は「去年の10月に新たなるパレハとして迎え入れたこと、間違いじゃなかったよ」と鷹木をたたえつつ「(現在)4勝3敗と非常にふがいない成績ですが、可能性がある限り、俺は最後まで全力で戦いますよ。なぜなら、その先に見据えるものがあるから。史上初の偉業を達成する瞬間を皆さま、楽しみにしていてください」と豪語。ICとIWGPヘビー級王座の同時戴冠という野望実現のためにも、G1制覇の誓いを新たにした。