【新日本】SANADA 激闘の末に無敗オカダ破る意地の金星

2019年08月04日 00時00分

オカダ(下)から金星を挙げたSANADA

 新日本プロレス3日のエディオンアリーナ大阪大会で真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック公式戦が行われ、SANADA(31)がIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)から意地の金星を挙げた。

 優勝候補の一角と目されながら、前半戦で4敗を喫して早々に脱落。まさかの不振に苦しんだSANADAが、破竹の開幕6連勝中だったIWGP王者を止めてみせた。

 春のNJC決勝、5月の福岡大会のIWGP戦に続き、今年だけで早くも3度目の対戦は、互いに手の内を知り尽くした者同士の緊迫した攻防が続き、長期戦となる。

 25分過ぎ、SANADAは得意のSkull End(変型飛龍裸絞め)に捕らえるが、オカダからギブアップは奪えない。ならばとラウンディングボディプレスを狙うが、ヒザで迎撃されてドロップキックで反撃を許す。

 それでもレインメーカーにカウンターのTKOを炸裂させて再逆転に成功。最後は渾身のラウンディングボディプレス2連発を決めて、ついに3カウント。試合時間は29分47秒で、30分時間切れ引き分け寸前での劇的勝利だった。

 オカダからは同年代の「ライバル」と呼ばれていたが、過去のシングル戦績は6戦全敗。今大会も明暗が分かれる中、金星を挙げて意地を見せたSANADAは「やっと、やっとライバルに勝ちました。本当のことを言うと、去年(2月に)ここの会場で“ライバル”オカダ・カズチカに負けたので、大阪が嫌いでした…。が、今日を境に日本で一番、ここ大阪がめっちゃ好きやで」とマイクアピール。万雷の拍手を浴びた。

 優勝の可能性は消滅したが、IWGP王者からの勝利は、今後の王座戦線に影響を及ぼす可能性もある。開幕前に茶道特訓を敢行するなど「勝負のG1」と位置づけた大会で、SANADAが大きな爪痕を残した。