新日本プロレスは24日の広島大会で「G1クライマックス」Bブロック公式戦を行い、IWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(37)がNEVER無差別級王者・石井智弘(42)との王者対決を制し、2勝目を挙げた。

 幾多の激闘を繰り広げてきたベルト保持者同士の公式戦は、互いに意地の張り合いが続いた。垂直落下式ブレーンバスターをカウンターのDDTで切り返した内藤だが、即座にスライディングラリアートの反撃に遭う。

 それでもバレンティアで再び攻勢に出ると、最後は正調デスティーノで激闘に終止符。開幕からまさかの2連敗となったが、連勝で星取りを五分に戻した。こよなく愛する広島カープのおひざ元で「ここから逆転の内藤哲也、お見せしますよ」とマイクアピールし、逆転優勝を約束した。

 次戦(28日、名古屋)ではIWGP・USヘビー級王者ジョン・モクスリー(33)と激突する。モクスリーは開幕から破竹の4連勝を飾っており、Bブロックの単独首位を快走中。内藤は「(モクスリーの古巣・WWEと)会社の規模は違うかもしれない。でもプロレスは、新日本プロレスが世界一ですよってことを、俺が痛いほど教えてあげますよ。ねえ、元スーパースター。覚悟して名古屋のリングに上がって来いよ」と挑発し、大一番へ腕をぶした。