新日本プロレスは20日の東京・後楽園ホ^瑠大会で「G1クライマックス」Aブロック公式戦を行い、前年度覇者の棚橋弘至(42)がランス・アーチャー(42)を破り、2勝2敗の五分に戻した。

 アーチャーのパワーに苦しめられた。チョークスラムを何度も食らってピンチに陥ったが、何とかカウント2で返す。ハイフライアタックも受け止められた。それでも、最後は高角度前方回転エビ固めで丸め込み逆転勝ち。「俺が知っているランス・アーチャーとは別人だった。2勝2敗。もう負けられない。疲れない、落ち込まない、諦めない。自分で言ったことには責任を持つ。ちょっくら2連覇してきます」と開幕2連敗から立ち直ったエースは口も滑らかだった。

 また前年度準優勝の飯伏幸太(37)は、SANADA(31)を下し昨年のG1公式戦のリベンジを果たした。互いの意地がぶつかり合った熱戦は、おきて破りのカミゴェを食らいながらも、ボマイェからカミゴェにつないで3カウントを奪った。試合後は「SANADAさん、最高です。何回も言いたくないですけど。今の場所でいいんですか。こっち側じゃないんですか。僕はいつでも真田聖也を待ってます」と勧誘した。