【新日本】オカダ 2冠で米再上陸宣言

2019年07月08日 16時30分

オカダ(手前)のドロップキックが米国ファンをうならせた(新日本プロレス提供)

【テキサス州ダラス6日(日本時間7日)発】新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」が開幕し、Aブロック公式戦ではIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(31)が、前年度覇者の棚橋弘至(42)を下して白星発進した。4月のマジソンスクエア・ガーデンに続き米国大会のメインを勝利で飾ったレインメーカーが、史上3人目となるIWGP王者でのG1制覇へ向けて最高のスタートを切った。

 G1史上初めて米国で迎えた開幕戦のメイン。ゴングが鳴った瞬間、4846人の観衆が詰めかけたアメリカン・エアラインズ・センターがスタンディングオベーションで包まれた。

「お客さんの反応が全てなんじゃないかな。G1が初めて海外で行われるメインイベントにふさわしい相手だったんじゃないかと思います」。試合後にオカダが口にした言葉が、2人の激闘を物語っていた。

 序盤は棚橋の執念に苦しんだ。約5か月ぶりに解禁されたハイフライフローをボディーアタック式で決められ、レインメーカーの連発も張り手で阻止された。それでも最後は底力で上回った。スリングブレイドを狙う棚橋を捕獲し、旋回式ツームストーンパイルドライバーでマットに突き刺す。そのまま渾身のレインメーカーにつないだ。

 リング上でマイクを握ったオカダは英語で「G1クライマックス、どうだった? また帰ってくる時は、俺がG1ウイナーでIWGPヘビー級王者だ!」とアピールし、大歓声を受けた。

 長年の抗争で互いに手の内を知り尽くした棚橋との試合は、長期戦になるのが常だった。過去3度のG1公式戦は全て30分引き分け。そのライバルを22分4秒で沈め、王者の充実ぶりが際立った。

 過去に武藤敬司(1995年)、佐々木健介(2000年)の2人しか達成していないIWGP王者でのG1制覇へ向け「今年はいいスタートが切れたので。今日の戦いを見て、それが可能か可能じゃないかは、家に帰ってお酒でも飲みながらいろいろな人と話してもらえればと思います」と自信をのぞかせた。

 米国で熱戦の火ぶたが切られたリーグ戦は舞台を日本に移し、13日の東京・大田区総合体育館大会から再開される。「G1、きついね、激しいね、熱いね。このような戦いがあと18大会、1か月のうちに行われる。そんなことをやっている団体は、世界で新日本プロレスだけだと思います。この世界一の戦いをどんどん広めていきたい」。今年こそベルトを巻いたまま夏男の称号を手に入れる。