新日本プロレス23日後楽園大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦で、鷹木信悟(36)がIWGPジュニアヘビー級王者ドラゴン・リーを撃破し開幕5連勝を飾った。

 ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの“ザ・ドラゴン”と、メキシコが誇る新世代ルチャ戦士リーの「日墨ドラゴン対決」は、互いに一歩も譲らない大激闘となった。強烈なパンピングボンバーを決めていった鷹木は、リバースフランケン、ニーアタックで反撃を許す。それでも王者必殺のデスヌカドーラを切り返し、渾身のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを発射。3カウントを奪ってみせた。

 昨年10月両国大会での新日プロ初参戦から一度も負けていない無敗の龍が、ついに現王者までも突破。この日の公式戦で石森太二(36)が敗れたことで、ブロック単独首位に立った。

 止まらない鷹木は「少し見えてきたんじゃねえか? 両国のメイン」と優勝決定戦(6月5日、両国国技館)への進出に自信満々。「今年のスーパージュニアは令和初の開催だ。日本人が勝たなきゃダメだろ? 優勝するのは、俺しかいねえだろ」と高らかに宣言した。

 一方のBブロックでも初出場のエル・ファンタズモ(32)が成田蓮(21)を下して無傷の5連勝。ブロック単独首位を快走している。