新日本プロレスの棚橋弘至(42)が14日、楽天―日本ハム戦(楽天生命パーク宮城)で始球式に登場した。

 100年に一人の逸材の異名から背番号「100」の楽天ユニホーム姿でマウンドに上がった棚橋は、捕手の嶋基宏が構えるミットにストライクを投げ込んだ。ピッチャーを務めた経験もある元高校球児は「練習では入らなかったんですが、本番一発で決める。逸材感が出ましたね」と胸をなでおろした。

 楽天では立命館大の後輩にあたる辰己涼介(22)が活躍中。「先輩風を吹かせて『頑張れよ』と。『プロ野球界の逸材になれ』と(声をかけた)」と、試合前に激励したことも明かした。

 棚橋は現在、左ヒジの負傷で欠場中。6月5日両国国技館大会での復帰が発表されているだけに、球場の大歓声を受けモチベーションを高めた様子だった。