【新日本】棚橋吠える 狙うは2年連続“W字回復”

2019年05月09日 16時30分

棚橋は手術痕を見せながらヒジの状態を説明した

 新日本プロレス6月5日の東京・両国国技館大会で復帰する棚橋弘至(42)が8日、現在の心境を明かした。4月6日の米マジソンスクエア・ガーデン大会後に左ヒジの負傷により欠場し、復帰戦では難敵ジェイ・ホワイト(26)とのシングル戦が組まれた。気になるコンディション、そして下半期での逆襲は――。

 棚橋は左ヒジの「肘部管症候群」により欠場している。尺骨神経への圧迫などで生じる神経の障害で「5年も6年も前からですね。最初は小指のしびれだったんですけど、握力が右と比べて20キロほど落ちてましたし、どうやってもクラッチが組めない。(手の)肉もそげてきて、まずいなとなった」と説明した。

 4月中旬に手術し、トレーニングを再開した現在は「20~30%の重りでしかやっていない」というものの、徐々に握力も戻りつつあるという。

 復帰を表明した4日の福岡大会では、2月に失ったIWGPヘビー級王座奪還を目指すと宣言した。

 両国での復帰戦はベルトを奪われた宿敵、ジェイが相手。「負けっぱなしでは終われない。それに前王者対前々王者ですから。IWGPに近づく段階を見せていきたい。言っただけ(でチャンスを得る)では『棚橋だから』とまた内藤(哲也)に言われますので。誰にも文句を言わせない状況まで持っていきたい」と腕をぶした。

 復帰後すぐのベルト取りを表明したのも、譲れない意地が込められている。古傷である右ヒザの負傷などが続き、2016年からは欠場と復帰を繰り返す。まさに満身創痍のエース。「そのイメージは払拭できないですよ。一番有給(休暇)消化してますから」と苦笑いしながらその事実を認める。それでも「そこ(負傷)を含めてレスラーなのかなとも思いますし、もしもそれでパフォーマンスが落ちたら自分の責任。IWGPはレスラーである限り目指すものだし、IWGPを目指さなかったら僕は引退だと思ってますから」と第一線への強いこだわりを持つ。

 昨年も3月まで負傷欠場しながら、G1クライマックス優勝から東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」MVP受賞の劇的復活を果たした。「去年もV字回復でしたし、2年連続にして“W字回復”を目指します。先日のNHKラジオで『仮面ライダーW』の菅田将暉さんに会ったのも、何かの啓示だと思うんですよ…」。太陽は何度沈もうともまた昇り、プロレス界を明るく照らす。