新日本プロレスの田口隆祐(40)が、NEVER無差別級王者・タイチ(39)への挑戦を一方的に決めた。

 タカタイチ興行7日の東京・後楽園ホール大会でシングル戦が決定していたタイチが、3日の福岡大会でベルト奪取に成功。かねて王座戦への変更を希望していた田口はここぞとばかりに挑戦をアピールしたが、王者はV1戦の相手に石井智宏を指名してしまった。

 しかし諦めが悪いのか理解能力が足りないのか、田口は自身の“優先権”を主張。「私のほうが先に言っていたわけだし、タイチ選手も『どこにかけてほしいんだ?』と言っていたじゃないですか。当然(ベルトを)かけるものだと思ってますよ。お互いにかけるのは得意のはず。責任を持って(要求を)飲んでほしいです。飲ませることも得意なので」とまくし立てた。

 ベルト奪取後は石井との防衛戦の義務も引き継ぐとまで豪語した上で「NEVER王者としてベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(13日、仙台で開幕)に出場しますよ。ひと皮もふた皮もむけた姿をお見せしたい」とキッパリ。自分の都合だけでここまで話をできる人間は、ある意味で貴重だ。