プロレス界のエースで新日本プロレスのIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が12日、人気声優の三森すずこ(32)と結婚したことを発表した。2人は2017年8月のG1クライマックス後から結婚を視野に入れた本格交際をスタートさせていた。本紙は発表直後のオカダの独占直撃に成功。プロレス界と声優界の人気者同士によるビッグカップルが、ゴールインにまで至った舞台裏とは――。

 オカダはこの日の昼、ツイッターで「私事ですが以前よりお付き合いさせて頂いていた三森すずこさんと入籍したことをご報告させて頂きます。レインメーカーとして“幸せの雨”を家庭に降らせることができるようお互いに協力し合いながら、プロレス界にも変わらずに“カネの雨”を降らせ続けていきますので、今後とも宜しくお願い致します」(原文ママ)と投稿。同時刻に三森もブログで結婚を発表した。

 三森は新日本プロレスと同じ「ブシロード」を親会社に持つ声優事務所「響」に所属している。2012年に新日プロがブシロード傘下になって以降、オカダとはイベント会場などで交流があり、17年の8月ごろから急接近して交際がスタートした。

 本紙は昨年1月13日発行紙面で2人の真剣交際を報じたが、当時からオカダは「今後のことも真剣に考えてお付き合いさせていただいてます」と明かしていた。関係者の話によれば、この時点で結婚を強く意識していたという。今年1月下旬にその意思を固めたとみられ、多忙な互いの仕事のスケジュールを考慮しながら関係各所と日程を調整。4月吉日に入籍し、この日の発表に至った。

 三森は妊娠はしておらず、結婚後も現在の仕事を続ける。現段階では挙式の予定なども決まっていないというが、オカダは大の子供好きとして知られるだけに、近い将来には“レインメーカー2世”誕生の期待も集めそうだ。

 本紙は幸せの絶頂にあるオカダを直撃した。普段は私生活についてあまり明かさないものの、この日ばかりは「常に(結婚を)考えてはいましたね。やっぱり試合が終わった後に存在の大きさを実感します。試合がどんな結果に終わっても、一人じゃないということが一番ありがたいですよね」と笑顔を見せた。孤独な戦いを強いられるリングを下りた時、常に三森が明るく支えてくれたことが結婚の決め手になったようだ。

 6日(日本時間7日)には格闘技の殿堂と呼ばれる米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン(MS・G)大会でジェイ・ホワイト(26)を撃破し、IWGPヘビー級王座に返り咲いたばかり。「MS・Gも大成功して、チャンピオンにもなって、結婚して…。もっとプロレスを勢いづけたいって思いはありますね。結婚報道で僕のことを知ってくれた人もいると思うので、僕がプロレスの面白さを見せていけたらと思います」とさらなる飛躍を誓った。

 人生の大きな転機に際し、プロレス界のエースは「仕事も家庭もどっちも充実できるように。それはお互いそうですね。結婚したからダメになったと言われないようにしたい。今までにない組み合わせだと思いますし、僕らが理想の夫婦と言われるように目指していきたい」と“所信表明”。最愛の妻とともにレスラー人生の新章を歩む。

☆オカダ・カズチカ 1987年11月8日生まれ。愛知・安城市出身。中学卒業後に闘龍門に入門し、2004年8月にメキシコでデビュー。07年に新日プロに移籍。米国遠征から帰国し、12年から「レインメーカー」を名乗る。これまでにIWGPヘビー級王座を5度獲得。東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」12、13、15年度MVP。必殺技はレインメーカー。191センチ、107キロ。

☆みもり・すずこ 1986年6月28日生まれ。東京都出身。本名・黒川鈴子。2010年から声優活動を開始。13年からは声優ユニット「ミルキィホームズ」のメンバーとして音楽活動も開始。15年には紅白歌合戦に出場。ソロ活動でもヒット作を生み出している。舞台やCMなどの出演でもマルチな才能を発揮し「みもりん」の愛称で、アニメ業界を中心に絶大な人気を誇る。趣味は料理、観劇、歌。