【ニューヨーク6日(日本時間7日)発】新日本プロレスのマジソンスクエア・ガーデン(MS・G)大会でエースの棚橋弘至(42)はブリティッシュヘビー級王者ザック・セイバーJr.(31)に敗れ、ベルト奪取はならなかった。

 NJC準々決勝で勝利した相手との再戦では、多彩な関節技に苦戦を強いられた。師と仰ぐ藤波辰爾がMS・Gで初めて出したドラゴンスープレックスホールドを狙うが、これを切り返されて卍固めに捕獲されてしまう。最後は複合関節技でギブアップ負けを喫した。

「とても壮大な物語だった。新日本プロレスの合宿所に一歩踏み入れたその足が、MS・Gにつながってました。ただ、もうごまかしきれない。本物の技術には俺のようなまやかしのレスラーは通じなかった」と完敗を認めたが、もちろんこのままでは終われない。「悔しいんで、絶対MS・Gにまた帰ってきます」と新たな誓いを立てた。