【新日本】オカダがNJC6年ぶり2度目のV 貴景勝にもパワーもらった!

2019年03月25日 16時30分

オカダ(右)は代名詞のレインメーカーでSANADAを沈めた。囲み写真は試合後の会見で涙を見せるオカダ

 24日の新日本プロレス新潟・長岡大会で行われた「NEW JAPAN CUP(NJC)」決勝戦は、オカダ・カズチカ(31)がSANADA(31)を下し、6年ぶり2度目の優勝を果たした。これで4月6日に米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン(MS・G)で、IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への挑戦が決定。日本プロレス界の主役が、格闘技の殿堂で新たな歴史を切り開く。

 史上最多32選手が参戦したトーナメントの頂点を決める一戦は、攻守が目まぐるしく入れ替わるハイレベルな攻防が続いた。試合が動いたのは30分過ぎだった。SANADAが不知火の要領で狙ったドラゴンスリーパーを防いだオカダは、ローリング式のレインメーカーを発射。すかさず渾身のレインメーカーで激闘に終止符を打った。MS・Gメインの切符を手に入れ「新日本プロレスのすごさ、世界一なんだというのを見せつけて王者になって帰ってきたい!」と豪語した。

 自ら「優勝候補の大本命」を名乗り、重圧とも戦ったNJC中に「いい気分転換になった」と振り返るのが大相撲観戦だ。奈良大会翌日でオフの15日、春場所が開催されていた大阪まで足を運んだ。当日は共通の知人を介して関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)とも対面を果たし、エールを交換したという。「ほんと、お互い『頑張ってください』くらいですけど、刺激ですよね。活躍すると自分も負けてられないなと思いますし。別のものを見て、またパワーをもらった」と語る。

 オカダには相撲のみならず、他ジャンルに積極的に興味を持って試合やイベントを現地観戦に行く習慣がある。プロレスをより多くの人に知ってもらい、地位を向上させるためにも、見識を広げたいという思いがあるからだ。

 その一方でMS・Gのような世界的に有名な会場で興行を成功させること、海外で高い評価を得ていることに関しては、日本のプロレスは他競技よりも優れているという自負もある。「(MS・G大会のようなアプローチは)相撲でも野球でもライブでも、なかなかできないことじゃないですか。そういうもの、パワーを見せていきたいっていう思いはあります。日本人が胸を張れるものにしていきたいですね」

 若くしてトップレスラーに上り詰め、長期間にわたり業界を代表する存在に君臨しているからこそ、その志は高い。日本が世界に誇るレインメーカーが、ニューヨークにカネの雨を降らせる。