新日本プロレス20日静岡大会で、ゴールデンスター・飯伏幸太(36)が、IWGPインターコンチネンタル王者・内藤哲也(36)への挑戦を熱望した。

 優勝者にIWGPヘビー級王座挑戦権が与えられる「NEW JAPAN CUP」2回戦でザック・セイバーJr.に敗戦。だが1回戦で現役IC王者の内藤を撃破しており、内藤からは同王座のトップコンテンダーと認められた上で「まずは飯伏の意思を確認したい」と迫られていた。

 この日の6人タッグ戦で内藤と対戦した飯伏は、試合後に「やるか、やらないか。二択? トランキーロですよ。焦りすぎです。そんなに簡単に挑戦できるベルトなんですか、ICは」と内藤の決めゼリフを引用。それでも直後に「ただ…やりたいです。お願いします」とキッパリと意思を表明した。

 飯伏にとってIC王座は中邑真輔(現WWE)、棚橋弘至という尊敬するレスラーたちの王者時代に挑戦し、大激闘を繰り広げてきたベルト。特別な思い入れがあるだけに、内藤の言葉に即座に反応するのも当然といえば当然かもしれない。ともあれ、これにより同年代ライバル同士の抗争のさらなる激化は必至。IC王座戦の実現も一気に現実味を帯びてきた。