新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」が8日の後楽園大会で開幕。石井智宏(43)が永田裕志(50)との激闘を制して2回戦(13日、岡山)に駒を進めた。

 今年の1月後楽園大会で因縁が再燃した両者は、試合序盤から激しくぶつかり合う。石井は雪崩式ブレーンバスター、バックドロップと永田の得意技を何発も浴びながらも3カウントは許さない。互いに一歩も引かない壮絶な打撃戦に持ち込むと、最後は垂直落下式ブレーンバスターで意地の張り合いに終止符を打った。

 試合後の石井は「50代でIWGP? 笑わせるな。そのために何か行動を起こしたのか? 何もしてねえだろう。チャンスなんか待ってたって来るわけねえだろう。自らG1辞退したり、そうなったら終わり。そんな野郎には負けねえ。気持ち入れ替えて、俺のところに来い。もう一回胸貸してやる」と永田にメッセージを送った。またその他の公式戦ではタイチ、YOSHI—HASHI、チェーズ・オーエンズがそれぞれ16強入りを決めた。

 今トーナメントは史上最多の32選手がエントリー。優勝者は4月6日米国・ニューヨーク州マジソンスクエア・ガーデン大会でIWGPヘビー級王者のジェイ・ホワイトに挑戦する。