【新日本】棚橋 たけしにNJC優勝誓う「殿に言われたらやるしかない」

2019年03月05日 16時30分

 新日本プロレスの棚橋弘至(42)が4日、「NEW JAPAN CUP」(8日、後楽園ホールで開幕)へ強い決意を口にした。IWGPヘビー級王者ジェイ・ホワイト(26)への雪辱を狙うエースの闘志を駆り立てたのが、2月24日の「第28回東京スポーツ映画大賞」「第19回ビートたけしのエンターテインメント賞」(ビートたけし審査委員長=72)の授賞式。“世界の北野”からのエールを胸に、ベルト奪還への一歩を踏み出す。

 前IWGP王者として復権を狙う棚橋は、1回戦(10日、尼崎)で大抜てきの出場を果たすヤングライオン・海野翔太(21)と対戦する。自身も若手時代に格上とのシングル戦を経験してきたこともあり、厳しい教育を施すつもりだ。

「自分が逆の立場だったらどうだろうと考えると、むちゃくちゃプレッシャーあるだろうなと。翔太にとって大事な試合でしょうけど、僕も負けられない試合なのでね。ライオンは我が子を千尋の谷に突き落としますよ」

 優勝すれば4月6日に米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンでのIWGP挑戦権が手に入る。2月11日の大阪大会でジェイにベルトこそ奪われたが、気持ちが沈むことはなかった。直後にモチベーションが高まる出来事があったからだ。

 エンタメ賞の特別賞を受賞した同24日の授賞式で実現した、たけしとの初対面だ。時代とともに激しさを増すプロレスの攻防の進化と、古傷の右ヒザを心配される一方で「(プロレスを)盛り上げてよ」とエールを送られたという。棚橋は「殿に言われたら、やるしかないでしょう。これ以上ない発奮材料ですよ」と感激の面持ちで振り返る。「全てはプロレスに還元するためにやってますから」と近年のメディア出演、プロモーションの急増に見合う活躍を見せることを誓った。

 さらに「もちろん狙ってますよ…2年連続受賞を。2年連続(東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞)MVP、2年連続映画大賞を成し遂げてこそ100年に一人の逸材」とニヤリ。MVPの目標はともかくとして、映画大賞の授賞式はそもそもプロレスラーが登場すること自体が異例中の異例で、常連を目指すようなものでもないのだが…。IWGPベルトを持参できなかったことが唯一の心残りだったため、来年こそベルト姿で出席することを目標に掲げた。

 この日の福島・郡山大会では10人タッグ戦に出場し“ザ・ドラゴン”鷹木信悟(36)にドラゴンスクリューを決めるなど復調ぶりをアピール。トーナメント制覇の機運が高まってきた。