【新日本】3・8開幕NJCはハイフライ封印も 飛ばない棚橋で返り咲く

2019年02月23日 16時30分

棚橋のスリングブレイドがTKオライアン(右)に決まった

 新日本プロレスの棚橋弘至(42)が22日、IWGPヘビー級王座早期返り咲きへの覚悟を明かした。11日の大阪大会でジェイ・ホワイト(26)にベルトを奪われたが、挑戦権のかかる「NEW JAPAN CUP」(3月8日、後楽園で開幕)での復活を早々と予告。次期王座戦が行われる米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン(MS・G)大会(4月6日)に対する思いと、NJCでの秘策とは――。

 棚橋は屈辱の防衛回数「0」に終わったが「落ち込んでる暇はないですよ。今の新日本は止まったらダメなんです。泣きながらでも走らなければいけない」と、早くも気持ちを切り替えている。不幸中の幸いと言うべきか、次期シリーズのNJCを制すれば、IWGP再挑戦の権利を得ることができる。

 しかも次期王座戦の会場は、新日プロが初進出を果たす格闘技の殿堂MS・Gだ。「まだマジソンの道が途絶えてないのは『俺、持ってるな』って思いますね。(新日プロ)47年の歴史の中で、すごく大事なポイントになる大会だと思ってますので。そこに名前を刻めなくて、何が『100年に一人の逸材』なのかってことです」と、同大会への特別な思いを吐露。19日にはジャイアント馬場追善興行のメインに出場し、24日には特別賞を受賞した「第19回ビートたけしのエンターテインメント賞」授賞式にも出席する。存在感は他の追随を許さない業界不動のエースとして、早期IWGP奪還を誓う。

 そのためにもNJC制覇は譲れない。王座陥落の原因となった古傷、右ヒザの故障悪化については「コンディション自体はすぐには変わらない」と不安が残るものの、いくつかの対応策を考えているという。

「以前『飛ばない棚橋はただのイケメン』って言ったことがあるんですけど…。そろそろハイフライ(フロー)に頼らない試合に踏み切る勇気が必要になるのかもしれない。もちろんハイフライで決めたいって思いがあったんですけど、実を取るか花を取るかの戦いですね」。数々の栄光を手に入れてきた代名詞・ハイフライフローはコーナーポストから全体重を浴びせるだけに、ヒザへの負担も大きい。まだ不安が残るNJCでは、この技を封印して違うフィニッシュホールドを使用することを示唆。華やかさにこだわらず、ヒザへの負担を減らすようなスタイルチェンジを本格的に検討しているという。

 米国・ROHとの合同興行として行われたこの日の後楽園大会では6人タッグ戦に出場。スリングブレイドで勝利をアシストして復調ぶりをアピールしたが、新たなエース像も模索している。