新日本プロレス29日の東京・後楽園ホール大会で「ワールドタッグリーグ」公式戦は昨年大会覇者のEVIL、SANADA(30)組が石井智宏(42)、矢野通(40)組との1敗対決を制し、単独首位に立った。

 矢野の変則的なファイトにはSANADAが、石井の突進にはEVILが対応して主導権を渡さない。最後はSANADAが矢野を伝家の宝刀・回転足折り固めで丸め込み、3カウントを奪った。中盤戦の大一番を制し、2連覇へ弾みをつけたEVILは「この1勝はデカイぞ」。優勝候補の大本命に死角は見当たらない。