新日本プロレスの内藤哲也(36)が6日、東京・両国国技館大会(8日)で投入する新パレハ「X」効果を力説した。制御不能男は、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の勢力拡大を予告する声明が想像以上の反響を呼んだことを自画自賛。返す刀で、両国大会のメインイベントで3WAY形式でのIWGPヘビー級選手権で激突する王者のケニー・オメガ(34)、飯伏幸太(36)とCody(33)の挑戦者2人に加え、新日プロも痛烈批判した。

 かねてLIJの勢力拡大を宣言していた内藤は、新パレハ(相棒)を両国大会の8人タッグ戦に投入するビデオメッセージを2日に動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開した。

 撮影舞台のオシャレなカジノバーが全く似合っていなかったことはさておき、当日だけで再生回数が12万回を超えるなど注目度の高さを証明した。「こうやって皆様が『Xは誰か?』と予想会をやっているわけじゃないですか。なんなら顔も知らない人同士でも。そういう意味でも、我々LIJが両国大会の目玉になっちゃってますし、Xで発表しておいて良かった」と満足げな笑みを浮かべた。

 さらには「それに引き換え、3WAYのIWGPヘビー級選手権や、(IWGP)挑戦権利証(争奪戦、保持者・棚橋弘至vsジェイ・ホワイト)を話題にする声が、俺のところには全然届いてきてないんだけど」とした上で、両国のメインイベンター3選手が誰もこの日の魚沼大会に出場していないことを批判した。

「もしも新日本が最初から彼らにオファーしていないんだとしたら、これ問題なんじゃないの? この調子だと両国でもお客様の盛り上がりのピークは我々の試合になってしまうんじゃないですかね」

 ユニット全体で王座戦線と無縁ながら、早くも「X」効果によるLIJの躍進に自信満々。魚沼大会でもメインの8人タッグ戦で鮮やかに勝利を収め、5人体制最後の「LIJ」の大合唱で締めくくった。

 内藤は「まあまあ、東スポさんがどうしてもというなら、両国後に新パレハの歓迎会くらいは呼んであげてもいいですよ」と約束し、会場を後にした。新パレハは誰なのか、期待は高まるばかりだが、果たして…。