【新日本】IWGP王座V2のケニー 飯伏とのV3戦白紙…棚橋との対戦熱望

2018年09月16日 16時30分

ケニー(上)のノータッチトペ・コンヒーロが炸裂した

 新日本プロレスのIWGPヘビー級選手権(15日、広島サンプラザホール)は王者のケニー・オメガ(34)が石井智宏(42)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。海外でも評価を高めるベストバウトマシンが最高の形で防衛ロードを再スタートさせたが、試合後は意味深な言葉を口に。次は盟友の飯伏幸太(36)かと思われたV3戦も白紙になり、今後の動向は不透明さを増してきた。

 驚異的なタフネスを誇る挑戦者に苦戦を強いられたケニーだったが、石井の首折り弾にVトリガー(ランニングニーアタック)の連発で対抗。最後は片翼の天使で激闘に終止符を打ち、G1クライマックス公式戦で敗れた雪辱を果たした。

 世界を舞台にIWGPの価値を高め続ける王者として、負けるわけにはいかなかった。シリーズ開幕前の今月1日には米シカゴの大会「オールイン」に出場。刺激を受ける出来事もあった。

「ファンミーティングで、自分が若い時に(映画)『ホームアローン』を見てファンだった俳優のマコーレー・カルキンに会ったんだ。彼は大のケニー・オメガファンだった。『最強のプロレスラーだ』と言ってもらったけど、俺もそういう人たちと友達になれるのはうれしい」

 改めてレスラーとしての地位向上を実感した。また今夏に米専門誌「プロレスリングイラストレイテッド」発表の「現役レスラートップ500」で2位のAJスタイルズ(41=WWE)を抑え、1位に選出されたことでもモチベーションが高まった。

 一方で来年1月4日東京ドーム大会での挑戦権利証を保持する棚橋弘至(41)には「お前とはプロレスに対する観念が合わない」と痛烈な言葉を浴びせた。返す刀で「もし新日本が大きな会社になりたいなら『棚橋が団体の顔』という考えは諦めるべき」とバッサリ。

 その考えがあるからこそ「最近となっては、ベストの棚橋を、棚橋のイデオロギーを日本で一番大きな会場で出してほしくなってきた。どちらがレスラーとして上なのか、そこで分かるだろう」と対戦を心待ちにする。

 最後は棚橋と新日プロ、そしてファンに対し決めゼリフの「グッドバイ&グッドナイト」を送って挑発したケニー。一体どこに向かおうとしているのか――。