【新日本】導入の張本人なのに…オカダが「IWGP王座挑戦権利証システム」改革を提唱

2018年09月14日 16時30分

オカダ(右)は棚橋にハイアングルのドロップキックを浴びせた

 新日本プロレスの23日神戸ワールド記念ホール大会で棚橋弘至(41)の保持する来年1月4日東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証の争奪戦に挑むオカダ・カズチカ(30)が13日、同システムの抜本的改革を提唱した。現行の争奪戦システムが抱える欠陥を指摘したのだが、もともとはオカダこそが2012年に権利証を生み出した張本人のはず。いったい、どういうことなのか?

 今夏のG1クライマックス覇者となった棚橋の指名を受け、初めて挑戦者として争奪戦に出陣する。オカダは「G1チャンピオンの(強い)棚橋弘至の時もあれば、ボロボロの棚橋弘至の時もある。ムラがありますね。やっぱり疲れがあるんじゃないかな。映画公開で忙しいんでしょうし」と、疲れたことなどないはずの逸材を挑発した。

 神戸決戦はその棚橋の主演映画「パパはわるものチャンピオン」の公開日(21日)から2日後。「ま、G1優勝者として映画公開まではこぎ着けたわけですから。お疲れさまでした」と、映画のプロモーション期間終了と同時にG1覇者としてもお役御免のバトンタッチを予告した。

 一方で、誕生から6年がたった権利証は争奪戦で一度もG1覇者から移動したことがないが、オカダはこう豪語した。

「そこはG1王者の意地もあったんでしょうね。権利証奪われたら『G1の優勝はなんだったんだ』『あとで勝てばいいんだ』ってなりますし。だから今回僕が取ることで(ファンがG1覇者の敗北に落胆するので)『やっぱりG1の価値は大きかったな』って、思ってもらえるんじゃないですかね。ドームでIWGP王者VSG1覇者ともうたえなくなるわけですし」

 権利証の導入は、2012年G1覇者のオカダが年間最大興行でのIWGP王座挑戦を主張したことが発端だった。これに新日プロが防衛の義務を設けたことで争奪戦が生まれたわけだが、オカダは「僕はそれ(権利証の防衛戦)はいらないと思います」ときっぱり。G1覇者は無条件で1・4東京ドームでのIWGP挑戦権を得るべきというのが6年前からの変わらぬ主張だ。

 前例なき権利証移動が起きれば賛否両論となることは必至だが、幸いにもオカダには1・4ドームのメインで積み重ねた実績があり、反発は最小限で抑えられるだろう。その上で、来年以降の権利証システムのあり方を見直させることが“争奪戦史上最強の挑戦者”の使命というわけだ。

 この日の大阪大会では8人タッグ戦で棚橋と激突。軽快な動きで好調をアピールして、神戸決戦へ準備万端だ。