【新日本】飯伏 G1優勝決定戦の塩対応事件真相を告白

2018年08月23日 16時30分

12日の試合後に棚橋(右)が歩み寄ったが、飯伏は距離を取った

 この決断が新たな飛躍につながるか。ゴールデンスター・飯伏幸太(36)が、新日本プロレス「G1クライマックス」の優勝決定戦(12日)で棚橋弘至(41)に敗れた直後の行為について真意を告白。ファンの間でも波紋を呼んだ“塩対応事件”は、飯伏なりの考えがあってのものだった。

 勝負のシリーズと位置付けたG1は、あと一歩及ばなかった。初の優勝決定戦進出は果たしたが、優勝は棚橋に奪われた。「今までで自分のなかでは最高の成績というか。あんまり悔しさはないんですよね。結果は結果だから、受け入れた。もちろんプロレスを広めるためにG1優勝は必要だったし、優勝してもっと広めたかったですけど」と振り返る。

 一方、心境の変化もあった。それが顕著に表れたのが準優勝に終わった直後。歩み寄ってきた棚橋と健闘をたたえ合うかと思われたが、握手をすることなく退場したのだ。「張り手で対角線に立つっていう選択肢もあったのかもしれないですけど…。あそこで握手は尊敬。張るのはケニー(オメガ)側というか。俺はケニー側でもないし、でも『神をいつまでも神と呼んでいる時期でもないのかな』と。だから握手はしなかった。何もしなかったんです」

 2011年から「神」と呼んであがめ、尊敬の念を持って背中を追い続けてきたが、今回の準優勝で“卒業”する時が来たという。ただし昨年のG1で命名した必殺技「カミゴェ」(変型ニーアタック)は、棚橋に初勝利した証しとして継続使用される見込みだ。

 その棚橋からは、盟友ケニーとの決別が必要と説かれた。これについては「『ケニーといたらトップは取らせない』ということじゃないかなと受け取りましたけど。ただ自分は自分。これまでも『ケニーと一緒にトップを』とは思っていないし、そこは自分自身の力で取りたい」と揺るぎない決意をにじませた。

 最高の結果こそ逃したものの、真夏の祭典で特大のインパクトを残したのは事実。「G1が終わったら(来年1月4日東京)ドームまで何もないのも面白くないので。まだまだいろいろ仕掛けていく」。怪しげな笑みを浮かべたゴールデンスターが、秋の新日マットで大暴れしそうな予感だ。