新日本プロレスは20日、都内で会見し、IWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(28)が首の負傷でベルトを返上することを発表した。

 ヒロムは7月の米国・サンフランシスコ大会の試合中に首を負傷。会見ではVTRが流され、ヒロムの手紙を公開し「みんなに俺の試合を見せられなくて、とても悔しい」などとつづられていた。

 菅林直樹会長は「タイトルの防衛期限が半年間。現状ではそれ以上かかるので、返上してもらうことになりました」と、年内復帰が絶望的な長期欠場の見込みであることが明かした。

 これを受けて4選手による新王者決定トーナメントを行うことが決定。9月23日の神戸大会でKUSHIDAとBUSHIが、30日の米国・ロサンゼルス大会でウィル・オスプレイとマーティー・スカルが激突し、それぞれの勝者が10月8日の両国大会で決勝戦を行う。

 また、次期シリーズ(9月5日、愛知で開幕)の主要カードも発表され、9月15日の広島大会でIWGPヘビー級王者ケニー・オメガが石井智宏とV2戦を行う。9月23日の神戸大会では、G1クライマックス覇者・棚橋弘至がオカダ・カズチカとのIWGP挑戦権利証争奪戦を行うことも決まった。