【新日本】G1覇者棚橋の対戦要求をオカダが受諾 1・4IWGP挑戦権利証争奪戦へ

2018年08月18日 16時30分

10日のG1公式戦では棚橋(左)と30分ドローだったオカダ

 歴史は変わるか。新日本プロレスのオカダ・カズチカ(30)が17日、G1クライマックス覇者・棚橋弘至(41)からの対戦要求を快諾。来年1月4日東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座の挑戦権利証をかけ、9月シリーズでの対戦が決定的になった。レインメーカーが挑戦者の立場で権利証争奪戦に臨むのは初で、前例がない権利移動後のケースに言及した。

 遠のいたかに見えたIWGP王座返り咲きのチャンスが、再び巡ってきた。棚橋から指名を受けたオカダは「おっ、ラッキーと思いましたね。もうダメかと思ってましたし、そういう意味ではありがたいなと。狙うものはIWGPですし、狙わないとダメだと思ってますし」と“棚からぼたもち”での権利証争奪戦出場を大歓迎した。

 2013年から6年連続で1・4ドームのIWGP戦に出場しており、記録更新の芽も出てきたからだ。しかも今年2度の対戦は、5月4日福岡大会のIWGP戦で勝利し、10日のG1公式戦では30分時間切れ引き分け。15年の1・4ドームで敗れたのを最後にシングルでは負けなしと、近年は完全優位に立っている自負がある。

 とはいえG1制覇で復権したエースの勢いは侮れないのも事実。「幅が出てきましたよね。今の棚橋さんに合ったプロレスをしている印象です。結果的にG1でも棚橋さんに『逃げ切られたな』という感じですから」と警戒心も併せ持つ。

 また、12年にG1覇者となったオカダの提唱により誕生した権利証システムは、翌年ドームまでに義務づけられる争奪戦で権利が移動した例がない。長丁場のリーグ戦を勝ち抜いた象徴を、ワンチャンスをモノにしただけで強奪しては「G1は一体なんだったのか?」という議論も巻き起こりかねない。そこで実績におごることなく奪取後のプランも用意。自身にも試練を課すものだ。

「権利証を取っただけでドームというわけにはいかないんじゃないですかね。もともと棚橋さんはジェイ(ホワイト)を選ぶと思ってましたし。いま一番面白くないのは、(G1公式戦で)オカダにも棚橋にも勝っているジェイなんじゃないかと。時期にもよりますけど(ジェイと)CHAOS同士で権利証をかけてやってもいいんじゃないかと思います」

 新日プロの頂点を争ってきた両雄による、権利証史上最大の戦いが幕を開ける。