【新日本】引退S・S・マシンが場外ラリアート締め

2018年06月20日 16時30分

内藤(左)にラリアートを見舞うマシン

 新日本プロレス19日の後楽園ホール大会で、1980年代から活躍したスーパー・ストロング・マシン(年齢不詳)が引退セレモニーを行った。プロレス史上屈指のバイプレーヤーは独自の美学を貫いてマットを去った。

 選手として引退試合のリングに上がることはかなわなかったものの、引退記念試合として行われたマシン軍団の10人タッグ戦にセコンドとして登場。デビュー当時からマシン軍団を率いたマネジャーの将軍KY若松(76)も応援に駆け付けた。

 チームのピンチに立ち上がったマシンは、場外で内藤哲也(35)に豪快なラリアートを発射してアシスト。最後はS・S・マシン69(田口隆祐)が魔神風車固めを決め、マシン軍団が勝利を収めた。

 引退セレモニーでマイクを握ったマシンは「生涯現役で、と思ってましたが、受け身を取れるような状態ではなくなってしまいました。今まで応援してくださったファンの皆様に最後のごあいさつをしたいと思い、決断しました」と説明。引退の10カウントゴングを聞くと、最後に「もう1人、大事な人に感謝の言葉を送りたい。1月25日、28年間連れ添った妻・マサミが天国に旅立ちました。天国の妻へ、感謝の言葉をささげたいと思います」と、家族への熱い思いを語り、リングを後にした。

「日本ではシングル王者にはなれなかったけど、会社だって皆が皆、社長になれるわけじゃないでしょ。自分はトップではなくて、2番手の人生。そういう人がいないと、世間もプロレスも成り立たない。全然後悔してないですよ。マシンになって、マシンで引退できてよかった」。いぶし銀の存在としてファンに愛され、コーチとしても手腕を振るった「機械の中の機械」は、永遠にファンの心の中に生き続ける。