新日本プロレス9日の大阪城大会でケニー・オメガ(34)とのV13戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(30)が、4日、東京・後楽園ホール大会にシリーズ最終戦にして初登場。絶対王者の貫禄を示した。

 タッグ戦ではケニーの相棒・飯伏幸太(36)とのハイレベルな攻防で観衆を魅了すると、最後はチェーズ・オーエンズ(28)をレインメーカーで粉砕。「おい、ケニー。いないのは知ってるよ。お前がいないから、あえて(控室に)ベルト置いてきたんだ。時間無制限3本勝負。そこで勝って、ベルトを巻いて帰ってくるからな」とマイクアピールした。

 挑戦者がこの場にいないことを「肩透かし。こんなにガッカリするのは久しぶり」と吐露しながらも、上半期最大の大一番は待ったなし。1年前の大阪決戦では60分フルタイムドローに終わった宿敵から完全勝利を狙う。