【新日本】本間のリハビリ生活支えた新妻の存在

2018年06月01日 16時30分

本間と千恵さん(左)は幸せの「こけしポーズ」を披露(新日本プロレス提供)

 中心性頸髄損傷から奇跡の復活を目指す人気プロレスラーの本間朋晃(41)が、昨年8月に結婚していたことが31日までに分かった。お相手は一般女性の千恵さん(41)で、昨年3月からのリハビリ生活を献身的に支え続けてもらった。人生最大の窮地を2人で乗り越えた末、ゴールインを迎えたこけしの愛の物語に迫る――。

 2人の出会いは2014年8月5日、当時千恵さんが住んでいた香川・高松での大会前夜のことだった。「街中でふらっと前から歩いてきたのが彼女だったんです。僕のことも見たことはあるくらいだったらしいんですけど『明日プロレスですよね、頑張ってください』って声をかけてもらったんです」

 当時、超肉食…いや、思考回路が飛躍しがちだった本間はなぜか「今日を逃したらチャンスはない」と思ったらしく連絡先を交換。すぐに意気投合し、友人関係がスタートした。約2年間、毎日のように連絡を取り合っていたが、16年7月に本間がついに意を決して、結婚を前提とした真剣交際を申し込む。17年2月には千恵さんの実家まで結婚のあいさつに行き、順調に愛を育んでいた。

 ところが同年3月3日の新日本プロレス沖縄大会で、本間は中心性頸髄損傷の大ケガを負ってしまう。病院の集中治療室(ICU)から、付き添いの手を借りて千恵さんに電話をかけた。「もう体が動かなくなっちゃうかもしれないから、別れたほうがいいかもよ――」

 しかしその言葉を聞いた千恵さんは翌日、すぐに仕事を辞めて沖縄に飛んだ。「私の友達とか周りの子は猛反対だったんですよ。沖縄行くな、沖縄行ったら後に引けん。一生介護せんといけんかもよ、みたいな。でも私は、迷いはなかったですね」。歯磨き、食事など日常生活のサポートはもちろんだが、何よりも感謝しているのは入院中、常に千恵さんの笑顔がそばにあったことだ。

「体が良くなったら結婚しよう」と決意して必死にリハビリを続け、退院後の昨年8月5日、出会ってからちょうど3年目の記念日に入籍した。一時はプロレスはおろか「最悪なら寝たきり」とまで言われたが、奇跡的な回復力で現在はリング復帰も見えてきている。

「今まで守ってもらったので。ちゃんと復活して、今度は守っていきたいなって思ってます。今は一日も早く復帰したいですね。いつでも上がる準備はできてるので」と誓いを新たにすれば、千恵さんも「もう支えるしかないですね。心配ばかりしていてもダメですし。シワが増える(笑い)」とサポートを約束した。

「友達のように笑い合いながら、にぎやかな家庭を築いていきたいですね」と顔をほころばせたこけし。次はファンをハッピーにするため、必ずリングに戻るつもりだ。